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なんか絶対SSじゃないよ。

突然ですが、なんとなく思い付いたままにSSを書いてみました。
何だか段々途中で錯倒してきました。
書いてる方が混乱するくらいなので、読む方も混乱するかも。
考えた結果、なんでこんなに面倒な話になったんだか。
まあ、思い付いちゃったから仕方ない。
つー事で、ここから本題。
警告します。

・大したホモ表現はありません。
・僕すら混乱するほど厄介です。
・文章能力ありません。
・所々文章を短くするため、展開が速く、話が飛びがちです。
・長文です。長い。
・自己責任でお願いします。

では、上記に了解いただけ、且つ僕の書く文章が整理的に嫌いでない人のみ、↓へどうぞ。






よござんすね?
最終警告ですよ?
ではどうぞ。






紅い。
紅い。紅い。紅い。紅い紅いあかいあかいあかいあかいアカイアカイアカイアカイアカイアカイアカイ。
----紅い。
「何で?」
四角い部屋、壁も床も天井も、全部紅かった。
「何でだよ」
分かってる。
分かってるんだ。
何で紅いのか。何で全部紅いのか。
このむせ返る鉄の臭いが、嫌と言うほど分からせる。
----血だ。


…………………………。
雀が鳴いている。
なんだ、夢だったのか。
そりゃそうだ。俺は平凡な高校生で、あんな変な世界と関わり合なんかあるはず無い。
「うー………何か変な夢見たなぁ」
身支度を整えながら、夢の中身を反芻する。
正方形の、窓すら無い部屋のなか。真っ紅に染まった壁、床、天井………。
「気持ち悪ぃ………」
朝食もそこそこに、家を出た。
一本早いバスに、ギリギリで飛び乗る。
一本早いバスは、有り難いかな、空いているから、椅子に座り放題なのだ。
夢見の悪さもあってか、椅子に座った途端に、眠気が襲ってきた。


----------。
いつの間にか意識を失っていたようだ。
目を開いたら、目の前は真っ紅だ。
何だか随分幸せな夢を見ていた気がする。
現実なんて、こんなものなのに。
血まみれの床から身体を起こす。
誰かが此処で殺された。
だからこの部屋は、こんなにも酷い。
「人を呼ばないと--」
俺じゃこんな状況、処理出来ない。
部屋を出た。
「---ひっ!」
--廊下も、真っ紅だった。


…………………………。
あまりの衝撃に、飛び起きた。
俺はまだ、バスの中だった。
『次は~清水北~清水北~』
バスのアナウンスが、俺を現実に引き戻す。
「夢か………夢だよな」
まるで朝の続きのような夢。
バスが停まったので、慌てて降りた。
「何だよ、やけにリアルな夢……」
生々しい、鉄の臭い。
「……夢、だよな」
夢なのか?
あんなに生々しいのが?
「……馬鹿馬鹿しい」
高校生にもなって、夢と現実の区別すら付かないのかよ。
教室に入れば、人影は疎らだった。
仕方ないよな、早いんだし。
席に付いたったん、気が緩んだのか、眠気が襲ってきた。


----------。
また気絶していた様だ。
随分都合の良い夢を見ていた気がする。
高校生?
学校はこんなにも血生臭い場所じゃないだろう。
長い廊下は、血で真っ紅だった。
確か壁も床も、真っ白だったはずなのに。
一体何人死ねば、こんなにも酷い事になるのだろう。
「---誰か」
俺はヨロヨロと廊下を駆け出した。
何処かに誰か、生きていないのか?
誰か助けてくれないのか?
誰か---
「嘘だと言ってくれ--夢だと言ってくれ--」
あの夢が、現実だと言ってくれ。
「!?」
血で足が滑った。
つんのめって前にすっころぶ。
眼前に迫ったのは。
---やはり、紅だった。


…………………………。
「!?」
『キーンコーンカーンコーン』
予鈴が鳴った。
「……は、夢だ」
夢のはず。
………でもあいつは、これを夢だと呼んでいた。
「訳わかんねぇ………」
夢だから、俺は寝てた訳で、あれは現実じゃないから、俺はこうして学校に居る訳で。
………
夢に、夢であって欲しいなんて、どうかしてる。
あまりにリアルで、夢と現実がごっちゃになる。
だって、あんな何処までも紅い………。
「っ!!!」
吐き気がして、トイレに駆け込む。
少ない胃の内容物を吐き出せば、喉が胃酸で焼けた。
意識が遠退く。
嫌だ、あんな夢は見たくない。
夢は………。
夢なのか………。


----------。

意識をまた無くしていたようだ。
多分俺が、夢の中に傾倒したがって居るんだろう。
目を開けば、現実が襲ってきた。
血まみれだ。
「--そうだ、博士は」
博士がいた。
この施設の管理者だ。思い出した。何で忘れていたんだろう?
博士なら、今どんな状況なのか分かるはず。
何だか思考が混濁している。
博士の他にも、沢山ここには人が居たはずなのに、誰ひとり思い出せない。
とにかく博士に会わないと。管理室に居るはずだ。
博士に会えば何が起こっているのかも分かるかもしれない。
皆がどうなったのかも、俺がどうなったのかも、分かるかも知れない。
これが夢だと、言ってくれるかも知れない。
「博士に会わなきゃ--」
起き上がろうとするのに、身体がついて来ない。
意識が遠退く。
目を閉じれば。
----瞼の裏まで、真っ紅だった。


…………………………。
「っは!!」
目を覚ます。
意識を失っていたようだ。
強く意識を引っ張る程に、ずっとあの悪夢が、追いかけて来る。
まるであちらが現実と言わんばかりに。
「違う」
俺は普通の高校生で、あんな紅い部屋とは関係無い。
「さいあくだ」
関係ないと思うのに……あれが現実だと、心が訴えている。
「違う」
あんな物が、現実である筈が無い。
だって俺は今、こんなにも苦しんで居る。
夢はもっと都合いいもので、現実だからこんなに苦しくて。
………現実だから苦しい?
あの夢の方がずっと苦しいじゃないか。
紅い部屋で、何が起きてるのかも分からぬ、あんな……
現実なら、相応しいじゃないか。
「嫌だ」
あんなのが現実な訳ない。夢だ。悪夢だ。
俺は手の甲をつねった。
古典的な夢と現実の見分け方だ。
力いっぱいつねった手の甲は。
……痛く無かった。


----------。現実に引き戻された。
夢は夢だった。
すごく悲しくなる。
もしこれが夢なら、救いがあったのに。
俺は立ち上がる。
博士を探そう。
これが現実ならば、それを打開するように動かなければ。
幸い、管理室はすぐそこだ。
「博士!」
俺は管理室に飛び込む。
博士が居た。
コンソールに向かって、何かを入力している。
「八束か。お帰り」
こちらを振り返りもせず、そう言った。
八束。
そうだ、俺の名前。
ナンバリングシリーズの八番目、成功例とされた---。
違う、そんな事はどうでもいい。
「博士、皆が!」
「皆?」
博士が振り返る。
分厚い眼鏡の奥、表情は見えない。
「皆殺せと命じただろう、八束。ちゃんと殺したのか?」
----目眩が、した。
俺が殺した?
俺が---。
あの紅い部屋を、廊下を、作ったのは、俺---。
こんな現実なら要らない。
夢が欲しい。
夢が。
開いている筈の目の前が、真っ紅に染まった---。


…………………………。
「!!!」
現実が。
あまりに酷かった。
現実は現実を放棄した。
夢に傾倒した。
なんて酷い。
俺は殺人犯だ。
何人も何人も、あの中の人間を、肉片すら残らぬ程に殺したのだ。
「嫌だ」
なんて酷い。
夢の中はこんなにも穏やかなのに。
もう、現実に戻りたくない。
ずっとこのまま、普通の高校生の夢を見ていたい。
……夢と現の境目が、分からなくなる。
夢の俺は、殺人犯じゃないのか?
現実の俺が殺人犯なら、夢の俺は殺人犯なのか?
夢の俺が普通の高校生なら、現実の俺は……。
俺は、殺人犯だ。
逃れられない。
所詮、これは夢だから。
痛くない、夢だから。
………覚めないで、夢。
意識が、切れた。


----------。
「博士……」
「どうした、八束? 殺したんだろう?」
「殺しました。全部、皆、一人残さず」
「ならばいい。ナンバリングシリーズは、どれも八束に敵わなかった。あの研究者達も、とんだクズばかり。八束、お前だけがいれば、それでいいんだ。私のかわいい八束」
---ナンバリングシリーズ。
俺の兄弟達。
優しくしてくれた研究者達。
全て捨てても惜しくない程、この人を愛していた。
思い出した。
殺した。
-----殺されるから。
『No.08を、廃棄します』
『何故だね? 何故八束が廃棄処分なのだ!』
『あれは精神が不安定です。あのままでは暴走した時、我々で対処しきれない』
『八束は一番結果を出して居るではないか!』
『烏丸博士、お忘れですか! ナンバリングシリーズは、兵器なのですよ! 公私混同もいい加減にして下さい!』
「俺を、殺すの?」
『八束!?』
「俺を--殺すの?」
『まずい!! ナンバリングシリーズ全員に、命令する。No.08、八束を消却せよ!』
『貴様! 何て事を! 兄弟で殺し合わせるなど!』
『八束は危険なんです! 烏丸博士!』
「俺を殺すの、博士---」
『殺さないよ、八束。死ぬべきは他の皆だ。いい子だね、八束。皆殺しなさい。ナンバリングシリーズも、研究者達も。私以外、全て』
「分かった、博士」
--分かったよ、博士。
俺は博士が居れば、それだけで幸せだったんだ。
「大丈夫だよ、八束。もう何も心配いらない。これからは二人っきりだ」
「はい、博士」
そうだ。
夢に頼らなくったって、俺は。
殺人犯だって、俺は。
現実なんだ。
現実に生きてるんだ。
----これは夢じゃないんだ。
『・・・起きたまえ、八束君』


・・・・・・・・・・。
「起きたまえ、八束君」
目を開いたら、白い天井が飛び込んできた。
「実験は終了だよ。お疲れ様。なかなか面白いデータがとれた」
・・・データ?
「まだ覚醒しないのかね、八束君」
視界に入って来た顔を見て、思い出す。
「烏丸教授」
「やれやれ、やはり二重夢はキツかったかね?」
・・・よく見回せば、そこは見慣れた研究室だった。
白い天井、資料の詰まった書類棚、パソコンが3台。
そうだ、俺は教授の研究に付き合って・・・二重に夢を見た時に起こる心理の動きと脳の動きを見ていたのだ。
最近開発された、自由に夢を操る機械を使って。
「しかし面白い」
「何がですか」
パソコンの画面上に現れるデータを見ながら、教授は楽しそうに声を上げた。
「高校生の君は、ここで兵器の君が現実だと思い込む。実際にはどちらも夢なのだが。兵器の君は、高校生の君の夢で、これが現実だと確証を得る。確かめて居ないのにだよ」
・・・確かに、確かめなかった。
夢である事を確かめたのは、高校生の時だけだ。
「これが逆だったら、どうなったのだろうね。先に確かめたのが兵器の君だったら」
・・・その時は高校生の俺が現実だと思い込むんだろう。
「そして何より面白いのが、ここだ」
教授が画面を指差す。
「兵器の君は、高校生の君に逃げようとする。つまり辛過ぎる現実を捨てて夢だけ見ようとする。しかし、最後に選んだのは、兵器の君だった。たった一つの因子によって」
「はあ・・・」
「それが博士。面白いだろう? 私は私にそっくりな、博士という因子を投入した。博士という因子を入れただけで、君はあんなに焦がれた高校生の君を捨てて、辛い現実の君を選んだ」
・・・・・・。
「そんなに君に好かれていたとは、気づかなかったよ、八束君」
「面白くない冗談ですね、教授」
俺は頭に付けられた計器を外す。
コードを手早く結んで、機械を片付けた。
「今日のデータは俺のパソコンにも送っといて下さい。俺自身も解析したいので。後、機械を借りた小野田教授に、ちゃんとお礼を言っといて下さいね」
「八束君・・・」
手早く支度を整え、研究室のドアに手をかける。
「・・・・教授」
「何だい、八束君?」
振り返り、教授の瞳を見つめた。
「これが、現実ですよね?」
眼鏡の奥の、瞳が笑った。
「当然だろう、これが現実だ」
「・・・失礼します」
俺は研究室を出る。
烏丸研究室は、大学の敷地内に建てられた研究所の中にある。
窓から外を眺めれば、俺の通っている高校が見えた。
俺は大学付属の高校に通っているから、この研究所にも烏丸研究室にも入れるのだ。
白い壁と、白い床、白い天井の廊下を歩いて行く。
手摺りに手をかければ、俺の手の甲に刻まれた刻印が見えた。
焼きごてで付けられたような、08の文字。
「・・・夢、か・・・」
普通の高校生の俺、ナンバリングシリーズの人型兵器の俺。
鞄の中の高校の学生証、手の甲に刻まれた08のナンバー、烏丸教授、八束。
研究室、研究所、白い天井、大学付属高校、清水北のバス停。

・・・・・現実は、何だ。


+++++++++++

夢の現実、現実の夢

+++++++++++

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プロフィール

飛鳥

Author:飛鳥
西川貴教をこよなく愛する外道女子。
ゲームが主食で、おかずは漫画&ラノベ。

恋人は愛猫と言い張る28歳。
猫にうつつをぬかしている間にすっかり脱腐してきたようで、毒気は一切無い。
せいぜいゲームが少々のお手前ですv

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